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榎並っ子 82号
平成18年5月8日 
 
祝 学校創立130周年

 
4月30日、好天気に恵まれ学校創立130周年記念式典が、本校講堂で、行われました。5・6年生が、代表として式典に参加しました。

 式典に先立ち、全校の子どもたちによる記念児童集会が講堂で行われました。
 はじめのことばの後、「児童喜びのことば」を各学年の子どもたちが、述べました。「えなみのよいこども」の頭文字をとり、次のような喜びのことばを心をこめて述べました。

 「え−えがおがいっぱい(1年)
な−ならんでなかよし(2年)
み−みんな元気だ(3年)
の−のびのび遊べ(4年)
よ−よく考え(4年)
い−いつも進んで(5年)
こ−こうどうできる(5年)
ど−どの子も最高(6年)
も−もちろんさ(6年)」

 続いて、「130歳」「せえの」の合図のことばの後、全校の子どもたちが、「誕生日おめでとう」と力強く述べ、学校創立130周年のお祝いをしました。
次に、6年生の合奏に合わせ、校歌を声高らかに歌いました。また、榎並小学校の歴史クイズをしたり、本校同窓会会長さまのお話を聞いたりしました。

 短い時間でしたが、一人一人の子どもたちが、昔の榎並小学校に思いを馳せることができ、思い出に残る集会になりました。その後、5・6年生は、講堂で行われた学校創立130周年記念式典に参加しました。

 全校の子どもたちを代表し、次のような「児童喜びのことば」を述べました。
 「歴史に名を残す野江村に、明治9年5月1日、『野江小学校』として榎並小学校が生まれました。その後、幾度か校名をかえ、昭和22年4月に、『大阪市立榎並小学校』となりました。この榎並小学校の歴史が、今年で130年という節目の年を迎えました。

 創立以来130年の間に、榎並小学校は、いろいろなことを経験してきました。風水害で、校舎が倒れるということが、何度かありました。戦争というとても悲しい経験もしました。児童の数が増え、教室が足りなくなる運動場がせまくなるという問題も起きました。でも、地域の方々のご努力のお陰で解決し、今、こうして、130年という歴史と伝統を築きあげることができました。

 開校当時は、木造であった校舎も今は、立派な鉄筋の校舎に変わりました。
みんなが大好きなプ−ルも15年前に屋上にできました。運動場にはたくさんの遊具があり、休み時間や体育の時間に使っています。みどりの教室やみどりの広場は、榎並小学校の子どもたちだけでなく、地域のみなさんの憩いの場となっています。今、わたしたちは、1年生から6年生までが1つのグル−プをつくり、エナミファミリ−班として、いろいろなたてわり班活動をしています。

 1年生から6年生までがなかよくなり、人にやさしく接することができるようになりました。ぼくたち、わたしたちは、榎並小学校が大好きです。その榎並小学校をいつも支えてくださっているたくさんの地域の方々に、感謝の気持ちでいっぱいです。17500人を越える多くの先輩が築いてこられたよき伝統を守り、ぼくたち、わたしたちが、校訓『強く、正しく、明るく』の下、さらに、すばらしい歴史と伝統をつくりあげていきます。

 未来に向かって、輝かしい一歩をまた今日から踏み出していきます。

 地域のみなさん、これからも、そして、いつまでも榎並小学校を地域の宝として、大切に見守ってください。最後に、榎並小学校の今後の発展をお祈りして、みんなで校歌を合奏します。」

 榎並小学校の未来に思いを馳せて、6年の子どもたちが、力強く合奏する校歌は、式典に参加しているみなさまの心に響きわたったことでしょう。

 5・6年生の「児童喜びのことば」と代表としての自覚ある態度に、「榎並小学校の子どもたちは、すばらしい子たちばかりですね。」「立派な態度に、感心しました。」など、多くの方々から賞賛のことばをいただきました。

 学校創立130周年記念日を契機として、自分たちの学校に誇りと夢をもち、よき伝統をつくるために尽力する子どもたちに育ってほしいと願っています。

 当日、多目的室で、学校の歴史や子どもたちの学校生活などを紹介するパネル展示も実施し、本校の教育活動について、多くのみなさまに知っていただくことができました。