 |
榎並っ子 81号 |
平成18年4月25日
学習参観・懇談会について考える
21日に、本年度最初の学習参観・懇談会が行われました。入学、また、進級した喜びと意気込みが感じられるお子さまの学習ぶりに、安心されると共に着実な成長を実感いただけたことと思います。
学習参観の時の子どもたちは、いきいきとはりきっています。また、緊張した面持ちで一生懸命先生や友だちの話を聞き、参観している保護者の方々の期待に応えようと涙ぐましい努力をします。そういうお子さまの学習ぶりを発表する時だけでなく、学習時間を通しじっくりと参観していただきたく思います。
そのためには、是非教室に入りお子さまの近くで学習の様子を見ていただく必要があります。そして、お子さまががんばっていることについて、各ご家庭で話題にし、ほめていただきたいと思います。
一生懸命がんばって学習したことを認められ、ほめられることにより、子どもたちは、学習することに喜びを感じ意欲的になってきます。そして、自信をもって行動できるようになります。
また、学習参観の後に行われる懇談会は、お子さまの普段の学校での学習や生活の様子、ご家庭での生活ぶりについて、先生をはじめ同じ学級の保護者のみなさまと語り合うことができる絶好の機会です。子育てが難しいといわれている昨今、是非参加いただき、先生の話を聞かれたり、お子さまの教育について情報交換されたりすることにより、家庭教育のあり方を考えていただけたらと思います。
今後、何回か学習参観・懇談会が実施されます。お子さまのよさや可能性が発見できる機会ととらえ、是非参加くださるようお願いします。
〔大人の責任〕−「ダメなものはダメ!」と言える大人に−
最近、青少年が、加害者になったり被害者になったりするという痛ましい事件が、新聞やテレビなどでよく見聞きしますが、大人として心が痛みます。
さて、そうした事件を未然に防ごうと、大阪府は、青少年健全育成条例・施行規則の一部を改正し、平成18年2月1日から施行しています。その中の主な項目を紹介します。
「@青少年を夜間に外出させない・・保護者は、通勤・通学その他正当な理由がある場合を除き、夜間に青少年を外出させないように努めなければなりません。
A青少年を夜間に立ち入らせない・・青少年は、夜間、遊技場(ゲ−ムセンタ−)、ボウリング場、カラオケボックス、まんが喫茶、インタ−ネットカフェに立ち入ることができません。
Bアクセスさせない・・保護者は、青少年に携帯電話やパソコンなどを利用させる時は、フィルタリングソフトの活用やその他の適切な方法により、有害情報の視聴を予防するよう努めなければなりません。また、インタ−ネット上の情報の特質を理解し、青少年に有害情報についての適切な判断能力も身につけさせましょう。」
また、文部科学省から保護者に配付される家庭教育手帳にも「見えますか、子どものサイン」と題して、次のようなことが述べられています。
「『普通の子』『いきなり型』非行が増えているといわれています。しかし、一見『普通の子』でも、必ずその前にサインを発しているものです。それを親が見逃したり、気にはなっていても目を背けたりしていることが多いようです。
サインに気づいた時には、親がじっくり話し合い子どもと会話を交わす糸口を見つける努力をしましょう。子どもの問題行動には目をそらさず、必要な時には勇気を出して、家庭教育相談・教育センタ−・警察の少年相談窓口・児童相談所などの相談機関や学校の先生・スク−ルカウンセラ−に相談しましょう。
〓非行の前にあるサインの例〓
@心身の不調を訴える。
A些細なことに過度に興奮する。
B周囲の人に攻撃的になる。
C服装やスタイルが突然派手になる。
D金遣いが荒くなり、高価なものを所持する。
E突然、成績が低下したり登校を渋ったり早退したりする。」
21世紀の担い手として活躍が期待されているお子さまの生活環境や教育環境を整えるのは、大人の責任であると痛感しました。
|
|
|
|
|
|
 |
|