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榎並っ子 78号
平成18年3月17日

 大きく成長した子どもたち

 「光陰矢の如し」といいますが、本年度も余すところ1週間となってまいりました。3月20日は卒業式、3月24日は修了式が行われます。そして、子どもたちが楽しみにしている春休みが終わると、新年度が始まります。

 6年生は、中学生への進級に、また、1年生から5年生は、上の学年への進級に胸をふくらませていることと思います。

 さて、この1年間、学校経営の重点を「豊かな心を持ち、主体的に学び、たくましく生きる子どもを育てる。」とし、教職員が一丸となり教育活動を進めてまいりました。

 各学年の子どもたちの様子を見ると、この1年間の学習の成果が表れていると感じさせられることが多いです。子どもの成長は、日進月歩の感がありますが、いろいろな行事や日々の学習活動を通し、めあてに向かって努力することにより、一人一人の子どもが大きく成長してくれたことは、誠にうれしいことです。ご家庭におきましても、日々の何気ないお子さまの言動に、成長ぶりを感じられることが少なくないと思います。

 さて、社会が大きく変動する中にあって、子どもの教育を学校だけですることは大変難しくなっています。学校、家庭、地域が連携して、はじめて教育の充実が図られると考えます。そうした中、榎並では、常に、地域、保護者のみなさまが、榎並小学校の子どもたちのためにということで、学校にお力添えいただいていること、心強く感謝いたしております。            

 本年度中は、本校教育に何かとご理解、ご協力いただきましたことにお礼申しあげますとともに、次年度もよろしくお願い申しあげます。     

 [卒業お祝しい集会] −心温まる集いでした−

 3月9日に、「卒業お祝い集会」が、講堂で行われました。1年生から5年生までの大きな拍手に迎えられて、きれいに飾りつけられた講堂に、6年生が入場してきました。

 はじめのことばの後、「卒業お祝い集会」が始まりました。「6年生の卒業を祝い、みんなで楽しめる集会にしよう!」というめあての下、6年生と1年生から5年生が、楽しい集会を行うことができました。6年生と一緒にゲームをしたり、歌を歌ったりした後、6年生からは、各教室へのカレンダーが贈られ、すばらしい合奏をしてくれました。また、6年生へは、エナミフアミリーごとのよせ書きと写真を貼った色紙を贈りました。1年生から5年生までの心のこもったプレゼントをもらい、真剣な表情でメッセージを読む6年生の姿が、印象的でした。

 さて、「卒業お祝い集会」では、例年、4年生と一緒に5年生が中心となり計画を立て実施します。6年生が退場した後、班員を並べている5年生は、もうすっかり最高学年としての自覚ある態度になっていて、心強く思いました。

 [過保護と過干渉] −子育てに大切なことを考える−

 子どもの進む先の障害物を先回りしてどけたり(過保護)、一歩一歩にあれこれ指示をしたり(過干渉)するのではなく、子どもが好きなものを見つけるまで待ち、できるだけ子どもの力を信頼し、それを見守り、力づけましょう。

あれこれしないで見守ることは、モノを買ってやったり、何かをしてやったりするより、ずっと難しく愛情がいることです。

 また、親は自分が子どものために考えたことは正しいと思いがちですが、必ずしもそうとは限りません。自分の思いや考えを押しつけるのではなく、「あなたはどう思う?」と、まず子どもの言い分をじっくり聞き、子どもの気持ちをしっかり受け止めてから、「自分は、こう思うのだが。」と、一緒に考え一緒に学んでいく姿勢が大切です。

 子どもが自分で考え、勇気をもって行動し、達成感を味わう、または失敗から学び強くなるチャンスなどを子どもから奪わないように気をつけましょう。
              (「家庭教育手帳」文部科学省より配付)