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榎並っ子 74号 |
平成18年2月17日
子どもとインターネット
インターネットの普及により、私たちの生活は大きく変化してきました。便利になった反面、いろいろな弊害も起こっています。そこで、本杖でも「情報モラル」について、教職員が研修会を開き学習しました。
IT教育が進む中で、子どもたちのまわりには、情報が溢れています。それらの情報をいかに活用するか考えていくことが大切です。
ある教育雑誌を見ていると「子どもと一緒に考える7つのルール」と題してインターネットの利用にあたってのルールについて、示唆に富んだ内容が述べ
られていましたので紹介します。
「インターネットは、もはや私たちの社会生活に欠かせないものになっています。親としては、不安を募らせるのではなく、安心できるインターネットの世界を子どもと一緒につくっていくことです。それが、子どもを危険から守ることではないでしょうか。
1.利用する目的は何?
目的もなくインターネットを利用していると、むやみにダラダラと長時間使用し続けたり、とんでもないサイトにアクセスしてしまったり。だからこそ『今日はこれを調べよう』と、利用する目的をきちんと理解させることが大事ですね。インターネットは便利な道具だということが分かれば、子どもの探究心はさらに広がるでしょう。
2.利用する時間を家族で決める
例えば『子どもは学杖から帰って、宿題を終えてからインターネット!』『お母さんタイムは9時からね!』と、利用時間も家族みんなで決めましょう。
ルールが決まれば、守らなければなりません。時間の制限は、目の健康にも大切なことですね。
3.利用場所を考える
パソコンの設置場所は、住宅事情にもよりますが、子どもが小さい湯合には、みんなで利用できるようにリビングなどがおすすめです。夕食の支度をする傍らで『何を調べているの?』『面白い情報があったら教えてね』など声をかけながら家族みんなでインターネットを楽しめたらいいですね。
4.気持ちいい関係で発信する
情報を集めるだけでなく、情報を発信することができるインターネット。そこで大切なことは、自分がされたり、言われたりしていやなことは、相手も同じなので、絶対にしないということです。それは、インターネットの世界だけでなく、普段の生活も同じですね。
5.パスワードをしっかり管理する
インターネットで使用するパスワードは、銀行のキャッシュカードの暗証番号と同じくらい大切なものです。もしそれが他人に知られると、悪用されることもあるということをきちんと子どもに伝えましょう。もし子どもが自分で管理できないと判断したら、親が管理する必要もあります。
6.危険な所には近寄らない
インターネットは誰でも自由に発信できると同時に、常に危険と隣りあわせだということを子どもに教えることが大事です。例えば、チヤットは、顔が見えないので、相手が本当に子どもかどうか分かりません。インターネットで知りあった相手には、名前や住所、連絡先などの個人情報を安易に書かせないこ とです。オフ会(インターネット上で活動するグループのメンバーや特定の掲示板、チヤットなどによく出入りする人々が実際に顔をあわせて行う会合のこ と)などは、必ず親に相談してからでないと参加できないルールにしましょう。
7.親子で一緒にチャレンジ
子どもたちの情報伝達能力は、大人には考えられないくらいの速さです。すでに掲示板やチヤット、メーリングリストなどに参加している子どももたくさんいます。子どもがこのようなサイトに興味を持ち始めたら、まずは親も一緒に参加してみることです。子どもを監視するのではなく、インターネットで出あった事柄について、親子で話しあいましょう。子どもがルールを破ったり、いけないことをしたらきちんと叱ることも必要です。」
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