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榎並っ子 67号 |
平成17年12月6日
上手に発表できた読書感想文(2)
1日の児童集会の時に、前回の低学年に続いて、高学年(4、5、6学年)の読書感想文の発表会が、講堂で行われました。
今回、代表の子どもたちが読んだ本は、
@天使のいる教室(4年1組)
Aロビンソン漂流記(4年2組)
Bはだしのゲン(4年3組)
Cダンボ(5年1組)
Dまたたびトラベル(5年2組)
Eイリーナとふしぎな木馬(6年1組)
Fオぺラ座の怪人(6年2組)
です。
どの学級の代表の子どもたちも大きな声で、落ち着いて発表することができました。その中の「天使のいる教室」の読書感想文の紹介をします。
「私たちのクラスは、愛の心をえがいた本を読み、読書会を開くことになりました。私たちのグループは、『天使のいる教室』を選びました。私は、この
題名を見て、いい本だなあ〜と思って選びました。この本は、本当にあったことを元にして書かれたお話です。主人公のあき子ちやんは、1年2組です。あき子ちやんは、すごく重い病気でした。私は、この本を読んで、学絞に行きたいのに入院しているから行けないあき子ちやんのつらい気持ちが分かります。
すっごくかわいそうです。重い病気とは、子どものがんです。目が見えなくなったり、声が出なくなったりもします。私がそんな病気になったら『がんばろう』という気持ちがなくなってしまいます。でも、あき子ちやんは、『がんばろう』という気持ちで病気とたたかっていたと思います。私は、すごいなあ〜と思いました。苦しいのにたたかうことは、すごく勇気がいります。それだけ学校に行きたいという気持ちが伝わってきます。私もあき子ちやんと同じ気持ちです。学校に行けなかったらいやです。
あき子ちゃんは、クラスのみんなやサトパン先生といっしょに、楽しい思い出がつくれました。サトパン先生というのは、あき子ちやんの先生で、すごくさとうのパンが好きなので、サトパン先生なのです。あき子ちやんは、12月10日の午後9時に、お母さんにだっこされたままお空のお星さまになってしまいました。私は、この本を読んで泣くぐらい感動しました。あき子ちやんは、1年2組の教室の上から、ずっとずっとクラスの友だちを見守っていると思います。クラスの友だちは、すごくいい人だと思いました。この本の題の天使はあき子ちやんだけど、読み終わってクラスのみんなが天使だと思ってきました。
私の将来のゆめは、ようちえんの先生です。サトパン先生みたいになって、明るく元気なクラスにしたいです。みなさんもぜひ読んでみてください。」
どの代表の子どもの読書感想文も力作で、全校の子どもたちは、発表者が読み終わると、心からの拍手を贈っていました。「みなさん、すばらしい発表でしたね。これからもしっかり本を読み、本を読む楽しさを味わいましょう。」
という図書委員会の子どもの終わりのあいさつで、読書感想文の発表会が終わりました。
「読書は心の食事」といわれますが、これからも子どもたちが、本に親しみ、心を豊かにしてほしいものです。
[できない、やって!]−子育てに大切なこと−
ある本を見ていると「できない、やって!」と題して、子育てにあたり示唆に富んだことが書いてありましたので紹介します。
「外出しようと服を着替えさせていて、どうしてもボタンがうまくかけられないとき、子どもが、『できない、やって!』と言ったとしても、親は手を貸さないほうがいい。時間が迫っているので急いでいたり、せっかちな母親は、モタモタするのが見ていられなくてつい手伝ってしまったりすることが多いが、これが子どもを怠け者にしてしまうのだ。
子どもにしてみれば、結局は何だかんだいっても最後はお母さんがやってくれるという心があるためで、それがやがて習慣になると、自分の代わりに母親がやってくれそうなことはしない。もっと極端になると、自分のしたくないことは、『できない、やって!』のひとことで、みな母親まかせにしてしまうのである。親にそのつもりがなくても、いい母親でいようとして、何でもかゆいところに手が届くような世話をしていると、こんな子どもが育つ可能性が高い。
その子が成長して思春期を迎えると、母親はメシを炊く、洗濯をする、小遣いをくれるだけのただの道具になりかねない。」
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